こんにちは、しゅうく(@syuukuETF)です。
先日、こんな記事を書いたばかりです。
「どんな気持ちになる?」なんて、今見ると書いた自分でもイラっとするぐらい、悠長さを感じさせます。
今週、月曜~水曜の3日間(1/24~1/27)かけて、さらに370万円を損切り。
合計損切り額が、440万円を超えました。
2021年のトライオートETFの運用実績
2020年10月から、ナスダック100トリプル(TQQQ)で、トライオートETFを運用しています。
2021年の年末までの運用資金などは、以下のようになってます。
【運用資金】証拠金元本900万円+運用開始からの累計利益800万円=1,700万円
【月間平均利益】累計利益800万円/14ヶ月(利益の出始めた2020年11月以降)=月平均57.1万円
【元本に対する平均年利(月換算)】月平均57.1万円×12ヵ月/証拠金元本900万円×100=76.1%
以上のように、昨年末までは、イケイケのウハウハでした。
2022年に入ってからのTQQQの値動き
暗雲が立ち込め始めたのは、2022年に入ってすぐでした(下図)
TQQQは1月4日の85.54ドルを最後に、1月24日には47.94ドルまで下落しました。
今年に入ってからだけでも44%下落、昨年11月の最高値91.41ドルからは、実に47.5%の下落です。
73%の下落率だったコロナショック以降、30%台の下落は何度かありましたが、40%を超えたのは、そのコロナショック以来となります。
あとから振り返って、「ああ~1月24日が底だったなあ」となればいいのですが、ここが底かどうかは今の時点ではわかりません。
あくまで、今日時点での下落率を前提としています。
440万円を損切りした流れ
まずは、損切りした日、損切り額、証拠金預託額、ロスカットレートの変化です。
月日 | 損切り額 | 証拠金預託額 | 損切りレンジ | 損切り前のLR | 損切り後のLR |
---|---|---|---|---|---|
1/20(木) | 704,949円 | 1,700万円→ 1,630万円 | 90.25~91.25ドル (250口) | 46.28 | 43.41 |
1/24(月) | 1,101,062円 | 1,630万円→ 1,520万円 | 67.75~75ドル (320口) | 43.31 | 37.49 |
1/25(火) | 609,165円 | 1,520万円→ 1,460万円 | 75.25~77.5ドル (240口) | 37.49 | 34.26 |
1/26(水) | 1,999,600円 | 1,460万円→ 1,260万円 | 77.75~82.5ドル (720口) | 34.26 | 16.55 |
合計 | 4,401,036円 |
※LR=ロスカットレート
※メンタルダウン時のため、きちんとした数値をとってませんでした。だいたいこのぐらいだったかなという数値です。
1/20(木)の、最初の損切り位置は、下図のオレンジのライン(90.25ドル)以上の、250口でした。
図で見るとわずかな数の損切りだったように見えますが、0.25ドル単位のレンジに、1ヵ所10口、5種類の利確幅だったため、口数は250口にもなります。
4回目の損切りの1/26(水)、200万円損切り前と後が、下図です。
繰り返しになりますが、メンタルダウン時(後述)だったため、参考になりそうな画像はこのぐらいしか残っていません。
一週間のうち4回に分けて、金額では440万円損切りし、ロスカットレートを46.28→16.55と、約30下げることができました。
ただ、最初の損切り時のレートは67ドルでしたが、2回目は50ドル付近(1/25)で損切りしているため、レンジは17ドルもの開きがあります。
最初の90.25ドル以上のみの損切り時(67ドル付近)で、一気に損切りしていれば、トータルで440万円も損切りする必要はなかったはずです。
「損切りは早く、利確は遅く」という格言を、頭ではなく身体で思い知った一週間でした。
損切りの決め手になった動画・ブログ紹介
紹介:【米日株】サクッと逃げる(楽天証券経済研究所・田中泰輔さん)
前章であげた「損切りは早く、利確は遅く」という格言を、さらに思い知らされることになった動画があります。
楽天証券経済研究所のグローバルマクロアドバイザー、田中泰輔さんの「【米日株】サクッと逃げる」というタイトルです。
最も感銘を受けたのは「上がるか下がるかの予想ではなく、インフレ、金融政策、金利などの現実的な材料で判断する」という部分でした。
「上がってほしい」という期待や、「下がるかも」という不安で動くのではなく、実質的な情報を元に、淡々と動くことの重要性を説かれています。
書籍も出されています↓
紹介:グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート
こちらの「グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート」というブログも、参考になりました。
以下に僕が損切りするに当たって参考にした記事を列挙しますが、ここにあげた記事だけでなく、かなりの数の記事が、将来的なことを言い当てていることに驚きます。
記事の日付にも注目してみてください(※記事は別窓で開きます)
・インフレで株価暴落の兆候はどこに出るか(2021.11.26)
・サマーズ氏: 市場を急落させても4回の利上げが必要(2021.12.5)
・現在のアメリカの物価高騰はインフレ第1波に過ぎない(2021.12.6)
・2018年の世界同時株安では何から順番に暴落したかを振り返る(2022.1.22)
・アメリカ、2018年の株価暴落を引き起こした量的引き締めを発表(2022.1.27)
この「グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート」というブログは、FRBパウエル議長の施策に意見する内容の記事も、いくつか見受けられます。
昨年からたまに読んでたブログなのに、「パウちゃんのことをいじめるなんて許さない!」と頭に血をのぼらせ、きちんと内容を読んでなかったです。
ご紹介した動画やブログが、米国株投資をするうえでの情報の全てだとは言いませんし、当ブログを読んでくれている全員にヒットする内容でもないと思います。
ただ少なくとも僕にとって、2022年に入ってからのベア相場(下落相場)に対処するにあたり、短い時間で必死に探し求めた、重要な情報であるのは間違いありません。
損切り前後のメンタルの変化
ここでもう一度、損切り前後のトライオートETF(TQQQ)の値の変化をご覧ください。
月日 | 損切り額 | 証拠金預託額 | 損切りレンジ | 損切り前のLR | 損切り後のLR |
---|---|---|---|---|---|
1/20(木) | 704,949円 | 1,700万円→ 1,630万円 | 90.25~91.25ドル (250口) | 46.28 | 43.41 |
1/24(月) | 1,101,062円 | 1,630万円→ 1,520万円 | 67.75~75ドル (320口) | 43.31 | 37.49 |
1/25(火) | 609,165円 | 1,520万円→ 1,460万円 | 75.25~77.5ドル (240口) | 37.49 | 34.26 |
1/26(水) | 1,999,600円 | 1,460万円→ 1,260万円 | 77.75~82.5ドル (720口) | 34.26 | 16.55 |
合計 | 4,401,036円 |
もし前章でご紹介した動画・ブログをご覧になった方なら、この数値がいかに異常なことか、おわかりになるかと思います。
それぐらい、昨年のイケイケでウハウハな状態の中、目の前のことしか見ず、聞こえてくる音に耳を閉ざしていたかがわかります。
損切り開始の1/20(木)時点ではまだ余裕があったのですが、2回目の損切りの1/24(月)深夜、50ドル以下に下げた頃は、もう生きた心地がしてませんでした。
2回目の損切り前のロスカットレートは、まだ40を超えていたのです。
3回目の損切り後、ロスカットレートは35前後に下がり、4回目の損切りを経て、ようやくロスカレートを16.55まで下げることができました。
2~4回目の損切り時、以下のように身体・メンタルに変化をきたしました。
- 意思とは関係なく身体が震え、歯がガチガチ鳴り、貧乏ゆすりが止まりませんでした。
- 食欲もなく、変なゲップみたいなのが止まらなくなり、眠ることもできなくなりました。
- 「大丈夫!」「生き残る!」と鏡の中の自分にエールを送っても、その顔は泣きそうでした。
- 「自殺」「心中」などの言葉が頭をよぎり、でもそれを追い払うどころか、「それもありだな」と普通に受け止めてしまってました。
- 生まれて初めて、リアルにお祈りをしました。
「なにをおおげさな」とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、全部事実です。
最後に
4回の損切りにより、ロスカットレートが16.55に下がったことによって、日常を取り戻しました。
食欲が戻り、夜も夢も見ずにぐっすり眠り、まっすぐ歩くことができるようになりました。
440万円の損失を出しましたが、健康を取り戻したと思うと「安い!」と心から思います。
損切り前、メンタルに変化をきざしていた時、妻がゲームをしながら笑っている声が聞こえてきました。
その笑い声や笑顔に癒されると同時に、この笑顔を絶対失ってはならないと思いました。
単なる日常が、なににも代えがたい、光輝くものであることを、クッキリと浮かび上がらせてくれたのです。
ただ、まだここで終わりではないです。
ロスカットレート16.55は、確かに以前よりは安全圏だとは思いますが、ここより下がる可能性がなくなったわけではないです。
さらに、3月末の退職を前に440万円の資産を失い、セミリタイアどころか早急な転職活動が必要になりました。
つまりこれ。
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