まず先に言っておきたいのは、この記事はQUOREAをディスるのが目的じゃないということです。
あくまでも「失敗することについて」がメインテーマです。
2024年12月までにセミリタイアする
2020年7月、楽天VTIでのインデックス投資は、つみたてNISAと同時に僕が一番最初に始めた資産運用でしたが、2024年12月までの「4年半以内に」早期セミリタイアを目指すうえで、インデックス投資だけでは無理だなーと思っていました。
何か他に方法がないかと模索するうちに知ったのがトラリピであり、トライオートETFでした(2020年10月開始)
どちらも順調に運用できていましたが、トライオートETFに比べて利益率の低いトラリピは撤退しようかなー、替わりに何かないかなーと探してた頃(2021年2月)に知ったのがQUOREAでした。
トライオートETFは既に月平均40万円以上の利益になっていたため、QUOREAでも同じぐらいの利益を出せれば、早ければ「2年で」早期セミリタイアできるのでは?
しかも必要証拠金900万円のトライオートETFに対し、QUOREAの必要証拠金は200万円で済むし!
資産運用での初失敗はQUOREA
最初はとても順調でした。
順調だった原因はよくわかりませんが、1週間ぐらいで10万円ぐらいの利益になってたと思います。
ただ不安だったのが、1ヵ月かけて勉強したうえでスタートしたトラリピやトライオートETFに比べ、QUOREAは全く勉強期間がないまま口座開設し、すぐに始めてしまったことです。
ですが始めてすぐ良い結果が出ていたこともあって、より勉強するのをおろそかにしてしまいました。
楽勝じゃん!という思いがあったのは確かです。
2021年2月14日に開始し、2月22日頃、ビットコインが急落し、ロスカットが発生しました。
1ヵ所14万円前後という大きな金額のロスカットが、3ヵ所同時に起きました。
背筋が凍り、鏡を見なくても顔が真っ白になっているのがわかりました。
失敗の原因は勉強不足
ロスカット後にわかったことですが、QUOREAでロボを選択した際の取引量は自動的に決められているので、自分で適切な取引量に変更しなければなりません。
僕はそのことを知らずに取引量はそのままに、かつスナイパーモードを使用していました。
最初の1週間での利益の高さは、1つのロボの取引量10~25%というとんでもないハイリスクな設定のまま、たまたま上昇相場と合っていただけだったのだと思います。
下落し始めたら、高い利益率が今度は高い損失へと換わるだけです。
よくよく考えたらこれはQUOREAに関わらず、どんな投資でも同じことが起こるはずです。
何故QUOREAなら大丈夫と思ってしまったんでしょうか?
答えは簡単です。勉強不足です。
きちんと自分で調べてないから、悪い意味で「なんとかなる」と思い込んでしまっていたのです。
失敗の有効性
昨年トラリピやトライオートETFを始めた頃から、いずれ失敗、しかも大きな失敗をするだろうと思っていました。
ただこんな、勉強不足による失敗だとは思っていませんでした。
でもそれでも失敗は失敗、そして僕は実はこの結果にホッとしています。
僕の性格上なのか人類の本質なのかわかりませんが、昔から失敗しないと身にならないことが多かったからです。
それがわかっているので、いつもとりゃー!と飛び込んでいって、あー失敗したー、でもこれでもうこの失敗はしなくて済む、という考え方です。
僕の妻はとても保守的(というかまともなんだと思います)で、ふたりで食事に出かけたとしたら、いつも無難な注文をします。
僕は「これはなんだ?いかにも失敗しそうだけど頼んでみよう」というタイプです。
そして「うわーダメだこれは!二度と頼まないぞ!」というのを延々繰り返しています。
自分はバカなんじゃないか?と思うこともありますが、こうすることで少なくとも「同じ失敗はしなくて済む」のです。
…多分(弱気)
なので失敗することが全く怖くなく、むしろ進んで失敗するようにしています。
まとめ
とりとめがなくなってしまいましたが、資産運用における失敗は、ランチのオーダーミスとは比較にならないぐらい、今後の生活において致命的になる可能性が存分にあります。
それでも、失敗は早いうちにしておいたほうがいいし、僕のQUOREAでの失敗(40万円以上の損でした)は、多分投資の世界では全然小さな、取り返しのつくレベルの失敗なんだろうなと思います。
今後も恐らく顔面蒼白になることが起きるだろうし、足がガタガタ震えて立てなくなるようなことも起こるだろうと思います。
失敗は挑戦をしたから起こることだし、失敗をしたからより真剣にコトに向き合えますし、血肉になるのだと思います。
そんなことを言いながら、もしかしたら一生失敗を続けるのかもしれません。
でもそれでいいです。
失敗をせずに、わかったふりをして過ごすことのほうが、僕には機会損失に思えるのです。
失敗について書くなんて、すごくいいテーマだぞ、いい記事になるに違いないと思いながら書き始めましたが、結局は単に僕の身の上話みたいになってしまいました。
これもまた、小さな失敗なのかもしれません。
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