ドラゴンクエストⅩ(以下ドラクエ10)を始めて、11年近くになる。
2012年8月2日開始の、いわゆる「初期勢」だ。
最初のハードはWii、その後WiiU、PCと遍歴を重ねてきた。
強敵コンテンツにハマる
特に2015年末に実装された強敵コンテンツにはドハマりした。
レグナード、ダークキング、メイヴの「常闇の聖戦」、レギルラッゾ&ローガスト、スコルパイド、ジェルザーク、ガルドドンの「聖守護者の闘戦記」においては、最強モードを倒すため自キャラのレベル上げはもちろんのこと、武器・防具・アクセサリー・スキルポイント・宝珠などの各パラメータを最大値(ゲーム内では「理論値」という)近くまで磨き上げることに没頭した。
パラメータを理論値に上げるためには、対象アクセを落とすボス戦(コインボス)を何度も繰り返すことになる。
コインボスはガチャ要素が強く、倒してもアクセを落とすかどうかは「運」であり、たとえアクセを手に入れたとしてもパラメータの最大値がつくかどうかですらも「運」である。
こういった「運」をくぐり抜け、理論値アクセを手に入れた勇者だけが、さらに上の「常闇の聖戦」「聖守護者の闘戦記」に参加することが許される。
(実際には理論値アクセはドレスコードのようなものであり、バトルにおける立ち回りが最も重要ではある)
バトルへの参加は4名、その全員がドレスコードをクリアし、立ち回りの知識を徹底的に頭に叩き込んでいたとしても、最強モードを20分という制限時間内に倒すことは難しい。
だからこそ「この人とまた組みたい」と目を付けたキャラには積極的にフレンド申請し、フレンドとは冗談を言い合いつつも礼節を持った態度で接することを怠らないようにする。
そういった関係性を保っていると、最初は徐々に…そのうち毎日のようにフレンドからお呼びがかかるようになる。
フレンドが別のフレンドを呼んでくることもあり(逆に自分も自分のフレンドを呼ぶこともあり)、お互いが認め合えば、バトル後に新たなフレンドが増えることになる。
こうして「自分のレベルに合ったデキル人」との輪が広がっていく。
衝動的に復帰してプレイしたこと
前段では強敵コンテンツの「聖守護者の闘戦記」のボスを4つ目のガルドドンまでしか記さなかったが、実はその後もデルメゼ、バラシュナが実装され、計6つのボス戦が用意されている。
管理人は2020年春~初夏のガルドドンまでは毎日寝る間も惜しんでバトルに参加していたが、デルメゼ、バラシュナはいまだに1戦も参加しておらず、立ち回りや必要耐性、必要アクセを調べてもいない。
2020年初夏になにが起こったか?

上の記事に記したように、資産運用に目覚めたのだ。
しゅうくや、もう遊んでる場合じゃないじゃん
というのが当時の切実な実感だった。
それまで毎月1,000円の使用料を欠かさず支払い、中断するなんて微塵も考えてなかったドラクエ10に継続してインしなくなって早3年。
途中何回か短期間復帰したが、休止をはさんですぐ強敵コンテンツに参加できるほど甘くはなく…というより、強敵コンテンツに対する熱はすっかり冷めてしまっていた。


それなのに、4月29日(土)にいてもたってもいられず、衝動的に課金し復帰。
この記事はそれから一週間後に書いている。
この一週間やったことといえば、2キャラ分(メイン・サブ)で完成していなかったアクセ対象コインボス連戦、及びアクセをドロップするフィールドモンスター乱獲。
その他自キャラ強化に必要なコンテンツ(いにしえのゼルメア、心層の迷宮、万魔の塔など)を繰り返しプレイした。
そうやって強化したアクセが必要な強敵コンテンツには参戦するつもりはないのに、だ。
なぜなのか?
「没頭する」とは「整える」ということ
ドラクエ10には元来「そんなにキャラ強化してどこいくの?」と揶揄する一定の勢力が存在する。
強敵コンテンツには旬があり、実装当時のキャラのレベル上限や武器・防具などの装備でもっていかにギリギリで倒すか?というところに醍醐味があったりする。
しかしオンラインゲームの特性上バージョンアップのたびにキャラのレベル上限は上がり、より強い装備も実装されていくため、討伐するのが困難だった強敵ボスも時間の経過とともに倒しやすくなっていく。
強敵コンテンツボスを討伐すると専用の称号が与えられるが、実装時よりキャラのレベル上限が上がってから討伐しても称号の価値は半減するため、実装直後の旬のうちに討伐したい!という層が我先に群がる(かつては管理人もそうだった)
そんな旬も徐々に下火になり、次のバージョンアップまで時間が空くとせっかく強化したキャラを持て余すようになり、「そんなにキャラ強化してどこいくの勢」が雨後の筍のようにわらわらと顔を出してくるというわけだ。
管理人は元々の性格上好きなことは寝食を忘れ没頭してしまう性質があり、ドラクエ10でいえば実は強敵コンテンツをやり込むよりも、コツコツと自キャラ強化するほうがより自分の性質に合っていると感じている。
なにしろ隅から隅まで理論値に向けて強化していくことを好む。
そうすることによってゲーム内のみならず、リアルの生活も「整う」のだ。
強化した装備やアクセを見せびらかして「どうだつおいだろー」とマウントをとるつもりはさらさらなく、そうやって漏れなく強化しないことには自分の気持ちが収まらないのだ。
「今日は強敵ボスに勝てなかった」というのも寝る前に思い出してギリギリ歯を噛み鳴らす対象となるが、それ以上に「今日はあのアクセが出なくて強化が進まなかった」のほうがギリギリ度が高い。
ドラクエ10の運営も(というかオンラインゲームを作る会社はどこでも?)そういう層がいることがわかっていて、ユーザーを没頭させるためのゲームデザインを徹頭徹尾施す。
オンラインゲームで家庭崩壊したり、借金で身を滅ぼしたりする人があとを絶たないのは、身を以てよく理解できる。
キーワードは「没頭する」ということだ。
僕らが没頭の旅に出る理由
キーワードは「没頭する」ということだ(テレビのCM明けっぽく)
なぜドラクエ10で「自分だけが満足するキャラ強化を」「衝動的に課金してまで」する必要があったのか?
前回ドラクエ10に1ヵ月復帰したのは2022年11月末、転職先に初めて勤務するというタイミングだった。


そして今回は、転職先での配属が現場から営業所勤務になり、GW明けには業務が本格化するというタイミングだ。
かつて高校受験の前日、謎の吐き気で苦しんだことがあった。
環境の変化にとことん弱いのだ。
実際に先週金曜日の帰宅後、謎の腹痛でしばらく動けなかった。
今日Twitterでたまたま見かけた佐藤航陽さん(https://twitter.com/ka2aki86)という方のnoteが、今の管理人にズッパマリな内容だったので紹介する。
重要なことが山ほどたくさん書かれているが、特に抽出したいのが以下の引用文。
没頭することで、逆に脳を休めることができ、充実感も得られる。
周りの声も気にならなくなり、成果も出やすい。
https://note.com/katsuakisato/n/nb3786cf1cf08
無意識にドラクエ10に課金(それも衝動的に)したのはコレだったか!



確かにこのGWの一週間、Twitterも見ずチャートも見ず、最低限の家事の他は延々ドラクエ10やってた
身体が悲鳴をあげた時の避難先、それが管理人にとってはドラクエ10なのだ。
キャラ強化しても強敵コンテンツに参戦するわけでもなく、ただただ理論値に向けて慣れ親しんだコンテンツをコツコツと続けること。
没頭するためにはむしろ、延々同じ事を繰り返すことが大事なのだ。
最後に
ドラクエ10のユーザーは、統計では大半が40代以降の人達らしいです。
強敵コンテンツをひたすら続けてるのはむしろ一部のユーザーで、ハウジングやドレスアップのような自分がとことん満足するまで追求できるコンテンツや、運営が用意する季節イベントやユーザー主催のイベントでワイワイするなど、「ゆるさ」がドラクエ10の特徴といえると思います。
その中で、管理人は自キャラ強化するのが一番ほっとできるコンテンツなのです。
思えばオンラインじゃない普通のドラクエも、ひたすらレベル上げに没頭し、上げ切ったら別キャラでまたひたすらレベル上げ…をずーっと繰り返してました。
あれ?いつの間にかですます調になってるよ



あ、ほんとね
ドラクエ10のユーザーが40代以上の高齢者が多いというのは頷ける。
ナンバリングシリーズのリリース間隔が長いため、昔からプレイしているユーザーにとっては「あ、ドラクエの新しいナンバリングが出るのね」という捉え方ができると思うが、若い人にとっては「ドラクエ?なにそれ?」という認識になってしまうのも仕方がない。
そういった時間的なことを差し引いても、ドラクエ10というゲームは、高齢者プライヤーにとっての「憩いの場」になっているのではないだろうか?
だからこそ10年以上もサービス終了にならず続いているし、ユーザー側も課金を中断したり復帰したりを繰り返しつつ、なんだかんだで続けているのではないだろうか?
「没頭する場」があってよかったなと、心から思う。
人によってはアウトドアだったりエクササイズだったりグルメ巡りだったりが「没頭する場」にあたるだろう。
切手収集だったりフィギュア集めだったり鉄道模型だったりDIYだったりアクセサリー制作だったり、人の数だけ「没頭する場」はあるだろう。
なにしろ「ひたすら繰り返しても苦にならず、ヒーリング効果があり、生活が整うこと」を持っている人は強い。
「自分探し」なんて無意味なことは即効でやめ、「没頭する場」探しをオススメしたい。
生き延びるためには、共感はされなくても自分だけは満足できる、そんな些細なことを続けることが大事だと感じている。
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