こんにちは、しゅうく(@syuukuETF)です。
2020年10月から、ナスダック100トリプルで、トライオートETFを運用しています。
この記事では、僕が実際に行っているトライオートETFの設定内容の紹介と、ビルダー機能を使った実際の設定方法について、解説していきます。
トライオートETFの設定内容
いきなりですが、現在のナスダック100トリプルでのトライオートETFの設定はかなり攻め過ぎなため、見直すことを検討しています(理由は下のほうで説明します)
そのことを踏まえたうえで、現在僕がトライオートETFで設定している内容を、忘備録的に表にしてみました(ドル円110円想定)
また、見直し後の設定内容についても表にしてみました。
現在のトライオートETFの設定項目(見直し前)
レンジ幅 | 本数 | エントリー幅 | 数量 | 利確幅 | 想定利益 | 0ドルまでの 必要資金 |
---|---|---|---|---|---|---|
120~90.5ドル | 60本 | 0.5ドル | 8 | 2.5ドル | 2,100円 | 5,587,200円 |
60本 | 0.5ドル | 6 | 3.25ドル | 2,100円 | 4,197,900円 | |
60本 | 0.5ドル | 5 | 4ドル | 2,100円 | 3,503,250円 | |
60本 | 0.5ドル | 4 | 5ドル | 2,100円 | 2,808,600円 | |
90~60.5ドル | 60本 | 0.5ドル | 8 | 2.5ドル | 2,100円 | 4,003,200円 |
60本 | 0.5ドル | 6 | 3.25ドル | 2,100円 | 3,009,900円 | |
0ドルまでの合計必要資金 | 23,110,050円 |
この設定を、証拠金元本900万円+これまでの利益200万円=1,100万円で運用しており、月平均45万円の利益を得ています(金利・スプレッドは僅かな影響しかないので考慮していません)
一番右の「0ドルまでの必要資金」の合計が2,700万円を超えてますが、運用資金は1,100万円しかなく、安全な運用とは程遠い状態です。
今後のトライオートETFの設定内容(見直し後)
レンジ幅 | 本数 | エントリー幅 | 数量 | 利確幅 | 想定利益 | 0ドルまでの必要資金 |
---|---|---|---|---|---|---|
110~90.5ドル | 40本 | 0.5ドル | 8 | 2.5ドル | 2,100円 | 3,548,800円 |
40本 | 0.5ドル | 6 | 3.25ドル | 2,100円 | 2,666,600円 | |
90~60.5ドル | 60本 | 0.5ドル | 8 | 2.5ドル | 2,100円 | 4,003,200円 |
60本 | 0.5ドル | 6 | 3.25ドル | 2,100円 | 3,009,900円 | |
0ドルまでの合計必要資金 | 13,228,500円 |
・利確幅4ドル、5ドルの2種類を全削除
・110ドル以上のレンジを設定しない
見直し後の変更点は以上の2点だけなのですが、これだけで「0ドルまでの必要資金」は1,300万円程度に下げることが出来ます(それでも攻めた設定であることに変わりはないです)
その代わり、これまでの月平均利益45万円は期待できず、30万円いけばいいかな、ぐらいになるかと思います。
各設定項目の説明
各項目の説明は以下となります。
・レンジ幅・・・どの範囲に買いを仕掛けるか
・本数・・・決めたレンジ幅の範囲内に、何本買いを仕掛けるか
・エントリー幅・・・何ドル動くと、ポジションをとる(エントリーする)か
・数量・・・1ヵ所のエントリーに、何口仕掛けるか
・利確幅・・・買い→売りが、何ドル動いた時に利確されるか
・想定利益・・・利確された場合の利益(利確時のドル円×数量×利確幅)
文章だとわかりにくいので、下の方で実際のビルダー注文画面を見ながら、解説していきます。
トライオートETFの設定を見直す理由
上記の「見直し前」の設定内の「0ドルまでの必要資金」は、あくまで「120ドル~60ドルまで全ての利確幅を全てのポジションで持った場合」の必要資金であり、実際には112ドル~80ドルまでしか稼働オンしてません(ビルダー設定後にも稼働オン・オフがボタン1つで出来ます)
120ドル~60ドル全てを稼働オンにして、実際に全部ポジションをとってしまうと、高値でポジションを掴んだままナスダック100トリプルが下がった場合、含み損がどんどん増えてしまい、ロスカットになる危険性が大変強くなります。
75ドルまで下がった(2021年3月13日)
時は恐怖だったわね…。
まだ余裕はあったけど、このまま下がり
続けたら…と思うと落ち着かなかったよ。
後から振り返れば、暴落というほどの下落ではなかったのですが、「ロスカットが迫る恐怖」を肌で感じた経験は大変貴重でしたし、このままではいけない!と設定を見直すきっかけになりました。
この記事での解説は「いきなりこんな設定しちゃアブナイですよ例」として、トライオートETFをこれから始める方に少しでも参考になればと思います。
必要資金を下げるための方法
そうは言っても既に不安な方もいらっしゃるかと思いますので、少しだけ補足。
上記設定のうち、ビルダーを組む際に本数を60本→30本にすれば、自動的にエントリー幅が0.5ドル→1ドルとなり、必要資金を半分に出来ます。
または、例えば利確幅2.5ドルの数量を8→4にすれば必要資金も半分になりますし、数量を8→1にすれば必要資金も1/8になります。
利益もそれに準じて減りますが、安全な運用へ近付くことが可能です。
トライオートETFのビルダー設定方法
ここからは、実際のトライオートETFのビルダー機能画面を見ながら、ナスダック100トリプルでのビルダー設定方法について解説していきます。
「いきなりこんな設定しちゃアブナイですよ例」に準じてますので、潤沢に証拠金が準備出来る方以外は、これから紹介する設定はオススメしません(運用は自己責任で!)
あくまで「ビルダーの設定方法の解説」として捉えていただけるとありがたいです。
●レンジ幅 30ドル(90ドル~60.5ドル)
●本数 60本
●エントリー幅 0.5ドル(エントリー幅という項目はなく、30ドル÷60本で自動的に0.5ドル幅になる)
●数量 8
●利確幅 2.5ドル
●カウンター値 -2.5ドル(カウンター固定)
*見えづらいと思いますので、クリックして拡大してみてください!↓↓
これで1つ、ビルダーが完成しました。
完成したビルダーは全ての注文が稼働状態になっているため、完成後に必ず確認しておきたいことがあります。
ビルダー完成後に確認しておくこと
それは、「稼働させない注文は、停止しておく」ということです。
僕のトライオートETFの注文設定の場合、面倒なので一気に90ドル~60.5ドルのレンジに60本の注文(エントリー幅0.5ドル)の設定をしますが、ロスカットを避けるため、「90ドル~80.5ドルまでは稼働させるけど、80ドル以下は停止しよう」等、一定の注文以下の稼働を停止させたりもします。
逆に高値の場合、「これ以上上のポジションを持つのは危険かも。110ドル以上は停止しよう」等、一定の注文以上を停止させたりもします。
もちろん、全部のポジションをエントリーしてもロスカットされない充分な資金を投入し、安全に運用できる!という場合は全て稼働で構いません。
以下の手順で、一旦出した注文を停止したり、再び稼働したりすることが出来ます。
ちなみに、一度に「全停止」することは出来ますが、「全稼働」することは出来ません。
ビルダー作成後、「60本の注文中、10本だけ稼働させたい」場合は、「全停止」してから1個1個稼働させると楽です。
逆に「60本の注文中、50本稼働させたい」場合、全停止してしまうと50本を1個1個稼働せる必要があり、意外と骨が折れます。
停止させたい注文のみ、1個1個停止させましょう。
このあたりは毎日やってると大変面倒なうえ、機会損失や持ちたくないポジションに注文が入ったりすることにもつながるため、インヴァスト証券さんにはなんとかしてほしいところです!
まとめ
今回ご紹介した記事は、ナスダック100トリプルでのトライオートETFの設定としては非常に攻め過ぎの内容となっております。
投資は自己責任です!この記事をマネして損失が出たとしても、一切責任は負えませんし、負いません。
今回の記事は自分用の忘備録としての側面を兼ねているため、いつか「安全なトライオートETFの設定」の記事も書きたいと思います。
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