なんちゅうすごい映画だよ…。
「シンドラーのリスト」は、スティーブン・スピルバーグが制作・監督を務めた、第二次世界大戦時の、ドイツ軍によるユダヤ人への組織的大量虐殺(ホロコースト)を舞台とする映画。
主人公である、オスカー・シンドラーという実在した人物が、自らの工場の労働力としてユダヤ人を雇い、何度もホロコーストに巻き込もうとするドイツ軍の思惑をかわし、1,100人のユダヤ人の命を救う物語。
淡々と行われる殺戮
映画の前半、ポーランドのクラクフという都市に住むユダヤ人を、クラクフ・ゲットー(ドイツ軍が設置した、5大ユダヤ人隔離居住区のうちのひとつ)に強制移住させるだけのシーンを長々と撮影している。
ユダヤ人の住宅に押し入り、どういう基準かわからないけど、家族のうち1人だけをその場で射殺して残りを移動させたり、一旦外に出させて、並ばせて順々に射殺していったり。
こういった淡々と行われる殺戮を、手持ちカメラで極端に近く撮ったり、外で行われる殺戮を建物の中からズームアップすることなく撮ったりしている。
いずれにしても、殺されるのが人間ではなく、屠殺される家畜のように感じさせることに成功している。
淡々と、「これはなんでもないことですよ」と思わせるシーンを撮るには、それに見合った技術を要する。
この前半部分の撮り方だけでも、スピルバーグが実は映画作家であることを証明している。
映画にとって重要な「描写」
中盤、クラクフ・ゲットーの所長に就任したアーモン・ゲート少尉による、ゲットー内での殺戮シーンも淡々としていて、人を殺すことが特別なことではないという感覚を観る者に植え付ける。
やがてゲットー内のユダヤ人たちの間で、「石けんを与えられて浴室でシャワーを浴びるように言われた場所に行くと、ガスが送られてきて…」という噂が流れる。
観る者にとって「こんなんたまらんわ」という状況がひたすら続くが、スピルバーグ自身がそういった撮影の連続で気が滅入ったように、これでもかこれでもかと積み重ねていく描写は、実は映画(小説も)として成り立つためにとても重要なことだと気付かされる。
描写を積み重ねることに重点が置かれているため、重要なシーンであっても強調することなく通り過ぎていく。
むしろそのため、観る者の内部に強く刻み込むことが可能となる。
ちょっと前に観た、同じスピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」も、基本的には「シンドラーのリスト」とおなじく、描写を積み重ねて、観る者の心理を揺さぶる傑作だった。
スピルバーグといえば、光が強烈すぎて(または無頓着すぎて)とても映画とは言えないようなものを作る人、というイメージだったが、どちらも第二次世界大戦を描いた「プライベート・ライアン」と「シンドラーのリスト」を観ることによって、僕の中ではとても信頼できる映画作家となった。
ほぼ前編がモノクロで撮られた「シンドラーのリスト」だが、モノクロでもクッキリした輪郭を撮れる技術はたいしたもんだなーと思いました。
1つの生命を救える者が世界を救える
ラストで、シンドラーと、シンドラーの会社で経理として仕えたユダヤ人のシュターンとの間で、重要なセリフのやりとりがある。
物語としても感動的だし、普段資産運用をやっている人にとっても、とても重要なことを示唆している。
シンドラーの会社は繁盛し、莫大な個人資産を得たが、そのお金の使い途も、この映画の重要なテーマとなっています。
この記事でその大事な部分を言いたい誘惑に駆られますが、まだ観たことがない方は、是非この「シンドラーのリスト」という映画を観て、体験してみてください。
最後になりましたが、この映画はとても長いため、5日ぐらいに分けて、ようやく今日観終わったことを白状して、終わりにします。
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